皆さんこんにちは。メディアコンフィデンスの早野龍輝です。
今回はYouTube動画広告を業者に発注せずに、社内で作る場合にどのような手順を踏めばいいのか。
これについて具体的な手順をご紹介していきます。
最初に担当者レベルで YouTube の動画広告を作る必要があります。それはなぜか。その理由についてお話ししていきます。
初めて作る時の準備
YouTube 動画広告では基本的に、顧客獲得単価とかクリック単価といった一つ一つのアクションに対してそれぞれ値段を決めて、その一本あたりの動画についてどこまで成果を出すか、というのを個別に決めた上で動画を作っていく手順を取ります。
そのため動画を一個作り、それをじっくり回すというやりかたをしません。
いろんな種類の動画を3つから6つ作って、それらを同じ期間で回します。
そのなかでもっとも成果が出たものだけを残し、成果が出なかったものを新しいものに変えていく。これが基本的な運用スタイルです。
こうした場合、動画を新規で毎回発注してるとどうしても手間がかかってしまいます。
社内でちょっとした方針転換に合わせて、動画を一部変えたりできる体制を作ると、この手間を解消できます。
社内体制を作ることが、動画広告に対しては向いていると言ったことが言えるんですね。
最近は動画広告を会社中で作れる月額制のソフトもありますし、いずれにせよ担当者レベルではちょっとした修正をすぐに反映できる体制を整えておいた方が良いといえます。
では具体的に手順について見ていきます。
1.予算確認
最初に担当者がやるべきは、予算の確認です。
予算に合わせてどれくらいのコストを動画にかけられるのかが決まってくるわけですね。
予算の決め方にはいくつかの広告指標があります。
CPA
最初に考えるべき広告指標は「CPA」と呼ばれる顧客獲得の単価です。
実際には、動画広告の場合は問い合わせとか登録とかですね。資料請求といったネット上である程度成果が勝つとして獲得で計測できるものを成果にします。
例えば1登録あたりいくらを取りたいのかとそれは1つのメールアドレスを3000円で取れるなら成り立つのか、といったのを考えていく必要がありますと。
目標クリック数
CPA が決まったら続いては目標のクリック数です。
全てのランディングページ閲覧者が登録しているわけではありませんから、まずは登録してくれる可能性に対して、客に1人なのか100人に2人なのかというのを考えておく必要があります。
これが CVR ですね。コンバージョンレート成約率ですね。
「成約」というのはこの場合、成果を一つ見た場合のアクションを指しますから、最終的な購入ではなくてあくまでメールアドレス登録とか問い合わせといった補助的中間地点のアクションを指します。
それが200人中2人が登録してくれるのであれば、結果的に100人ランディングページを見て2人が登録してくれると。これを一つの想定として組み込んでいくわけです。
ランディングページに100人送ると平均2人が登録するのであれば、ランディングページに2人を送るためにどんな広告を作ればいいのか。
こういった順序で目的から徐々に広告側に数字が売買するで決まっていくといった形になります。
結果的に最後の広告制作についてはどれぐらいお金かけていいのかというのはなんとなく見えてくるわけです。
ラフ作り
2つ目がラフ作りです。ラフ作りでは先に決めた文言を動画の中でどのように表現するかと。実際は動画は幾つかのシーンの組み合わせで決まっていますから、最初のシーンではこの文言を入れて、次のシーンではこの文を入れてといった形で、およそ4秒単位で一個一個シーンを区切ってやっていくと。
こうして選ぶが出来上がりますが、出来上がったら動画を作る人に依頼して実際の生産の取りかかるといった手順になります。
ラフ制作
ラフ制作では、文言を確認します。ポストの中で作れる広告のある程度決まってきますが、コストに関係なく変更できるのがこのまま文言・キャッチコピーなど、どんな文章を入れるかといった部分ですね。
いざ文言の書き方もいくつか種類があって、単純に製品の良いところを紹介したりとか、もしくはこれだけのお客さんがこれだけいい感想くれましたよ、といったお客さんの声を紹介するのか。
もしくは何かこう、文部大臣賞受賞みたいな権威とか、バッジを紹介するのかといろんなもの作り方があります。ナンバーワンとかですね。
製品の作り方と打ち出しポイントを決めて、文言を決めていくというわけです。
ただし実際の広告では今言った3つのパターンそれぞれを一個一個広告として作ることが多いです。
全く違う側面から広告作ってみてどれが効くかを見ていくといった形になります。
さて YouTube の動画広告の制作では手順は分かっていても、実際に行き詰まるポイントがいくつかありますから、ここではいつものポイントについていくつか紹介したいと思います。
伝えるポイントがまとまらない
最初は伝えるポイントがまとまらないといった苦労です。
担当者はコピーライティングのプロではないですから、伝えたいことがあってもなかなかうまく文言に表現できないといった難しさがあります。
これはどうにかトレーニングして短くコンパクトに伝える訓練を積んでいくしかないと思います。
いろんな種類がつくれない
二つ目がパターンやバリエーションが出ないといった悩みです。動画広告はたくさん作らなければいけないので、どうしてもあの3つとかもうちょっとかパターンを出すのに苦労するといった経験を必ずすると思います。
一個はどうにか作れたけれども違うパターンやバリエーションが出ないといった悩みですね。
動画広告はたくさん作らないといけないので、どうしても3つとか6つパターンを出すのに苦労するといった経験を必ずすると思います。
1個はどうにか作れたけれども、他のパターンで出せと言われてどうしても作れないといったパターンですね。
これも競合他社のいろんな広告を見たりして、パターンを覚えていくと。どういう切り口をすればどういう広告ができるのかといったのを考えていくと。これは自分でやるしかないかなと思います。
画像や動画の素材がない
三つ目が画像や動画の素材がないといった課題です。
会社にある公式の写真があまり使えなかったりとか、古かったりして使えないケースです。
新規で撮影しなければいけないのですが、その撮影をするのに時間がかかってしまって、動画広告がストップしてしまう。これがk結構あります。
素材があるかどうかは企画段階で早めに確認しておく必要があると思います。
以上が大まかな「行き詰まりポイント」です。
担当者レベルでは
・広告結果を見ながら、すぐに変更反映していける機動的な体制、
・それに対応できるだけの基本的なスキル、
そして
・実際に動画広告を運用していくにあたって必要となる製品の知識、
・コピーライティングの技能とかパターンの種類
を常に揃えておく。
こうした環境づくりが必要になってくると思います。
さて、動画広告ではこうしたいくつかの大変なポイントがあります。
このうち、数字というのはある程度業界水準で決まってきます。
やっぱりコンテンツの方を定期的に作っておかないと、広告が作れる体制がすぐにできないと思います。
コンテンツというのは、例えば企業のどの側面を伝えるのか、製品のどの側面を伝えるのか、といったものを色んな文章とか写真で表現してあるものなんですけれども、これは日常的に作る環境がないと実は難しいなと思うんですね。
じゃあそのコンテンツの作り方はどうすればよいか。
続きはこちらのPDFでお話ししていますので、全体の流れの中でコンテンツを作っていく方法をご確認ください。
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