GA4

iMC式 成果に直結するGoogle Analytics4 運用ルール7選

こんにちは。株式会社メディア・コンフィデンスの早野です。
当社は、少人数のWebマーケティングチームでも無理なく成果を出せる仕組み「iMC」を提供しています。

広告に頼らず、サイト・リスト・コンテンツという3つの「資産」を整えながら、地に足のついた施策を継続的に実行して成果を出す
それが、私たちが提案する「iMC式」のスタイルです。

本記事では、Google Analytics 4(GA4)を、単なるアクセス解析ツールとしてではなく、「成果につながるセッションを意図的に生み出すためのツール」として活用するための運用ルールを7つに整理してお伝えします。

iMC無料体験会の案内

iMC無料体験会の案内はこちら。

GA4、なんとなく入れて満足していませんか?

GA4を導入したものの、「とりあえず設定して放置している」「レポート画面を見てもよくわからない」という声は少なくありません。特に、社内に専任のアナリストがいない企業や、マーケ担当が他業務と兼任している中小企業では、GA4を「見ても意味がないもの」と捉えてしまうケースもあります。

しかし、GA4は正しく設計し、目的をもって使えば、成果に直結するサイト改善のヒントが詰まった強力なツールです。

その前提として必要なのが、「何を見て、どう活かすのか」という活用ルールの整理です。iMC式では、以下の7つの視点を重視しています。

1. イベント定義が明確になっているか

まず最初に確認すべきは、GA4に登録されているイベントの定義が、自社の目的に合っているかどうかです。

たとえば、BtoB企業であれば「資料ダウンロード」「お問い合わせ」「セミナー申込」などが成果指標になるケースが多いでしょう。ところが、これらの行動がイベントとして設定されていなかったり、「リンククリック」や「スクロール」などの汎用的なイベントだけが登録されているケースも多く見られます。

成果を測るためには、「どの行動が成果に寄与したのか」を可視化する必要があります。つまり、GA4のイベント設定はマーケティング戦略の“定義づけ”そのものでもあります。

目的に応じて、GTM(Googleタグマネージャー)などを使って、成果と直結するイベントを丁寧に設計しておきましょう。

2. サイトを区別して分析できる構造か

複数のWebサイトを運用している場合(例:コーポレートサイト、製品LP、ブログ、ブランドサイトなど)、それぞれのサイトに役割があるはずです。にもかかわらず、すべてを1つのプロパティにまとめて計測していると、どこで何が起きたのかが不明瞭になります。

たとえば、LPは初回接点を担い、ブログは検討フェーズ、コーポレートサイトは信頼構築や採用を目的とするなど、導線上の役割が違います。それぞれを明確に分けて分析することで、「どの施策がどこに貢献しているか」が把握できるようになります。

GA4のプロパティやデータストリーム設計を見直し、サイトごとの役割に応じてレポートが作れる状態を整えましょう。

3. ページタイプを識別できる構造になっているか

多くのサイトでは、ページのURLやタイトルがバラバラになっており、分析しようとしても「これは事例紹介?サービスページ?ただのブログ?」と判断できないことがよくあります。

iMC式では、「ページタイプ」の分類整理を非常に重要視しています。
たとえば:

  • ブログ記事:/blog/〜
  • サービス紹介:/services/〜
  • 導入事例:/case/〜

といったように、URL構造やページタイトル、カスタムディメンションを活用して、種類ごとに分類・集計できる設計を行うことで、コンテンツの成果寄与度を正しく把握できます。

 

iMC無料体験会の案内

iMC無料体験会のご案内はこちら。

4. ランディングページとCTAの組み合わせを把握できるか

「どのページから入ってきた人が、どのCTAで成果に至ったのか?」は、マーケティング施策改善の核心です。

GA4では、ランディングページごとのセッション数に加えて、そこからどのコンバージョンイベントにつながったかを追うことができます。たとえば、ブログ記事から資料請求へ、事例ページから問い合わせへ、といった導線の可視化です。

このデータをもとに、CTAの位置や種類を見直すことで、コンバージョン率の大幅改善が可能になります。

ランディングページとCTAの関係を追えるように、イベント計測やページ分類の整備をしておきましょう。

5. 訪問回数をもとに分析できているか

1回の訪問でコンバージョンするユーザーは少数派です。BtoBのような検討期間が長い商材では、何度も訪問しながら徐々に関心を高め、最終的にCVに至るケースが一般的です。

GA4では、訪問回数ごとの行動パターンを分析することで、「初回訪問では●●を見て離脱」「3回目の訪問でコンバージョン」といった傾向が明らかになります。

この情報を活かすことで、どのタイミングで、どの情報を届けるべきかが見えてきます。ナーチャリングの計画設計にもつながる視点です。

6. 再訪問のきっかけを区別できているか

再訪問してくれるユーザーは貴重です。しかし、「なぜ戻ってきたのか」を正確に把握していないケースも多くあります。

たとえば、メルマガやSNS投稿、広告などの施策がきっかけになっている場合、それらをトラッキングし、成果につながったチャネルを特定する必要があります。

UTMパラメータやキャンペーン情報の整理を行い、「どのチャネルが再訪→成果につながっているか?」を分析できるようにしましょう。再訪率の高いチャネルは、LTV向上にも貢献します。

7. ユーザー行動の仮説をもとに分析できているか

GA4で見えるデータは「結果」に過ぎません。その数字をどう読むかは、事前の「仮説」によって大きく変わります。

たとえば、「このブログは初回訪問用に書いた」「この事例は検討フェーズの背中押し」といった想定があれば、それに照らしてデータを確認できます。

仮説があることで、数字に意味が生まれ、改善アクションが明確になります。数字を“見て終わり”にしないためには、マーケティングシナリオと連動した分析視点が不可欠です。

セッションは“意図的に”生み出せる

GA4は「とりあえず見る」ツールではありません。
「成果につながるセッションを、どうすればもっと生み出せるか?」
この問いに対するヒントを得るための、重要な情報基盤です。

今回ご紹介した7つのルールを参考に、ぜひGA4の設計・分析の見直しを行ってみてください。

ご案内

ご相談やお問い合わせもお気軽にどうぞ。
株式会社メディア・コンフィデンスは、貴社の「資産型マーケティング」を全力で支援いたします。

関連記事

TOP