皆さんこんにちは。メディア・コンフィデンスの早野龍輝です。
今回は、あなたが動画マーケティング担当者として任命された場合に、最初に何をやれば良いのか、その最初の一歩についてお話ししていきます。
動画マーケティング担当者とは
動画マーケティング担当者とは簡単に言うと、販促部とか広告部で今後動画マーケティングをやっていくに際して「責任者」として任命された方のことを指します。
一般的な企業の場合は、動画だけをやるという人は少ないかもしれません。
実際には様々な販促の制作をやっていく中で、「いま動画が注目されているので、うちも動画もやってみよう。じゃあ動画についてリサーチをしてくれ」といった形で依頼がくるわけです。
さて、こうして任命された動画マーケティング担当者が最初にやろうと考えがちな失敗と、実際にやるべきことについては、違いが生まれやすいといえます。
今回はその勘違いを防ぐために何を学ぶべきなのか。これについてお話をしていきます。
動画マーケティング担当者が最初にやること
最初に、動画マーケティング担当者が最初にやることについてお話しします。
あなたは、動画担当というと、何をするイメージが浮かびますか?
イメージとしては「動画撮らなきゃ」や、「YouTubeのチャンネルを開設しなきゃ」などでしょうか。
または「インフルエンサーに依頼しなきゃ」「カメラ買わなきゃ」も入るかもしれません。
いずれにせよ、動画と言うとどうしてもそういった「YouTubeをやる」ところにイメージがいきがちです。
けれども、実はこれ間違っているんですね。
はっきり言います。
動画マーケティング担当者が最初にやることは、動画を撮ることでもなく機材を買うことでもありません。
YouTubeの研究というのは本当に最後の最後でいいわけです。YouTubeの競合チャンネルを見て研究をすることも後回しです。
もっと最初にやるべきことがあるんですね。
動画マーケティング担当者が最初にやることは、マーケティング全体のプロセスを学ぶこと。そして、そのマーケティングの基本を押さえた上で、「動画」マーケティングに必要な部分を見極めること。この2つなんです。
マーケティングの基本を学んだ上で、それを動画用にカスタマイズしていく、ということですね。
これが動画マーケティング担当者のやるべき最初のステップです。
そもそもマーケティングとは?
特にマーケティング全体を学ぶと言うと難しいんですけれども、基本的にマーケティングというのが二つに分かれますので、その両方について準備をしていくのが必要かと思います。
マーケティングが二つの側面があるというのは当社の考え方なんですけれども、マーケティングの二つの意味として、
①売る前の段階:市場調査やニーズ調査といった感覚を探る
これが一つ目のマーケティングです。
そして二つ目が
②売るときの段階:売れそうな人に売っていく。売れそうな人に働きかけていく
これが二つ目のマーケティングの意味です。
動画マーケティングでは、この両方を同じぐらい大事にしながらプロセスを進めていきます。
動画を出しながら顧客のニーズや顧客が求めているサービスの形を探っていきますし、サービスができたらそれをより売れそうな人に対して働きかけて売っていく。
その意味ではマーケティング全体のプロセスを学んだうえで動画をやっていく必要性がお分かりになるかと思います。
動画マーケティング担当者に必要な考え方
では、動画マーケティング担当者により具体的にどんな考え方が必要なのか。
一つ目がチームで仕事をする意識です。一人で仕事をしないということです。動画マーケティング担当者になるとどうしても一人で動画について調べて YouTubeチャンネルを開設して・・・といった「孤独な戦い」を強いられるような気がします。これは全く間違いです。
動画マーケティングは、会社全体の商品の戦略、広報の戦略と密接に結びつきます。
そのため、むしろ他の部署の人と話す。もはや、全ての部署の人と話す。
そのようなやり方が大事になってきます。
決して一人で考え込んではいけないということです。同様に、データ分析とか動画を撮るカメラマンのような職人タイプになる必要もないわけです。目指すのはプロデューサーのような立場です。
各部署の課題を聞きながら、それを動画にあてはめ、どのように解決できるのか。
誰にどう依頼すればそれが最も効率よく進められるのか。これらを予想しながら動いていく。
すごく広範的な視点と広い広くて浅いスキルへの理解分野への理解というのが求められます。
動画マーケティングをどこで学ぶか?
では、この「動画マーケティングの考え方」というのはどこで学ぶべきか。
本で動画マーケティングを学ぶ
例えば、本屋に行くといくつか本があります。
マーケティングコーナーに行けば、かなりたくさんの本がありますから、これらを学ぶことができます。
マーケティング全体の中でも、近年はデジタルマーケティングと呼ばれる分野がありますが、デジタルマーケティングの分野について言うならばある程度本で学ぶことができるとも言えます。
ただ本の場合は一般的なマーケティング理論について触れているぶん、新しい情報にキャッチアップするのが遅れます。
最新の動画マーケティングについては、本の内容が当てはまるかどうかは常に考えなくてはいけません。
セミナーで動画マーケティングを学ぶ
続いてセミナーで学ぶという手法もあります。
動画集客セミナーといった形の、世の中で開かれているセミナーに行って、その基本的なあり方を学んでくるといった形です。
ただし、業種が違うと動画マーケティングという意味合い自体も変わってきます。
そのセミナーで言うところの「動画集客」とは何か、「動画マーケティング」とはどんな意味なのか。
これを常に確認しながら情報を取っていくことが必要かと思います。
YouTubeで動画マーケティングを学ぶ
三つ目がYouTube。YouTubeで集客について語っている動画がありますが、これらはあまりよくないというところが本音です。
YouTubeでいう「集客」の意味に気をつけてください。
YouTubeでいう「集客」は基本的に、ユーチューバーがチャンネル登録者数を増やすことを指します。
企業担当者が見ると全く前提が違うやり方を学んでしまって、結果的に何もできません。
なぜなら前提が違うからです。
前提が違うものを参考にしても意味がないわけですから、動画を動画で学ぶというのが非常に難しくてですね。
YouTube集客自体もYouTubeで学べるのかどうかは非常に疑問なところがあります。
そのために安易にYouTube でいろんな人がやってる集客の動画を見るのは優先度としては低いんじゃないかということがいえます。
情報が少ないなかで担当者が学ぶために
いずれにせよ本でもセミナーでも YouTube 動画でもまだまだ情報が少ないのが実状だといえます。
今回はそうした動画マーケティング担当者に絞って、その最初に覚えるべきステップというのを整理する試みというのをしました。
実際には動画マーケティング担当者のやることは広範囲にわたりますし、それぞれに求められるレベルも高いといえます。
単に楽しく動画をやればお客さんがついてくるといった甘いことは言う気はありません。 ただマーケティングプロセスを身に付けることで、他省の不確定要素があっても、目的に向かって進んでいける力をつける。
それが可能になるのが、動画マーケティングだと考えています。
こちらの PDF をダウンロードいただき、動画マーケティング担当者が最初に学ぶべきステップについてご確認いただければと思います。
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