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時間をとってメディアを読んでもらうためには、「そもそもなぜ読んでもらえるのか」を一度考えておきたいものです。たとえば以下の6つはそれぞれ読んでもらえる理由になります。

1) 他のどこにもない情報が載っている(希少価値)
2)独自の視点や解説がある(切り口・付加価値)
3) 特定のテーマで情報がまとまっている(編集方針・キュレーション)
4) 載っている内容が常に新しくて良質(信頼と安心感)
5) 読んでいて楽しい気分になる(エンタメ)
6) 適度な暇つぶしになる(惰性)

順に見ていきましょう。

1) 他のどこにもない情報が載っている(希少価値)

・海外のファッショントレンドが載っている
・アメリカのフィンテックの最新事情が載っている
・他にはないインタビューが掲載されている

2)独自の視点や解説がある(切り口・付加価値)

同じニュースでも、専門家による独自の解説があればプラスの価値があるため、読んでもらえる理由となります。
また、専門家だけではなく読者と同じカスタマーの声がまとまっている、というのも大切ですね。アマゾンレビューなどが良い例です。

3) 特定のテーマで情報がまとまっている(編集方針・キュレーション)

こちらはある情報を「別の使い方でみてみると新たな価値が生まれる」ということです。
たとえば学問としての心理学の理論を、ビジネスの営業のシーンで活用できるようにまとめると非常に興味を惹きますよね。

4) 載っている内容が常に新しくて良質(信頼と安心感)

特にビジネス目的で利用する読者にとっては、情報の新しさ(鮮度)は命です。最新情報が新聞や週刊誌よりも早く掲載されていたら、それはお金を払ってでも手に入れたい情報となりますから、有益です。

5) 読んでいて楽しい気分になる(エンタメ)

ここまではかなり実用的な視点でメディア価値を見てきましたが、人間常にオンモードでいるわけではありません。仕事帰りの電車や休みの日のネットサーフィンなどで気軽に見てもらえることもまたメディアの価値です。
そのうち5)は意識的に「楽しみたい!!」と前のめりに情報を取りに来ている人に対して応えてあげられる価値です。映画を見たり小説を読んだりすることはエンタメのなかではエネルギーを使う能動的な行為ですが、それに次いでウェブに連載されている漫画を読みにきたりエッセイを探したりする際、「ここにいけば確実に楽しいものが載っている」という安定性はメディアの価値です。

6) 適度な暇つぶしになる(惰性)

最後、なんだかんだでいつも見てしまうというのもメディアの価値としてまとめておきます。典型的なのが「2ちゃんまとめ」ですね。大学生や若い社会人は男女問わずほとんどの人が見ており、信じられないほどのPVをあげているわけですから、やはりそれだけ価値があるといえます。とはいっても、上記1〜5までとは違って、意識して情報を取りにきているわけではなく、気を抜きたいときに惰性でクリックするのが主なケースだといえるでしょう。
他にも有名人のアメブロなどはこれに当てはまるかもしれません。

以上のように、メディアの価値をそもそも考えるための視点をまとめてみました。自明すぎて意識しないこともあるかもしれませんが、企画や方向性の会議で煮詰まったときには一度立ち返ってみてください。