Editors Blog

ツイッターを活用するという記事でも触れましたが、オウンドメディアがうまくいくためにはメディアの予算を持っているクライアント企業の社員さんが登場するということが非常に効果的です。

オウンドメディアは「自社の商品やサービスを将来的に買ってもらうために、親しんでもらう」ということをひとつの目的としているため、親しんでもらうために社員の顔を出すことは理にかなっているといえます。
もちろん、ブログにいきなり社員が出ることは当然最初は抵抗があるでしょうが、慣れていかなければいけませんが、効果はすぐに出るため我慢しがいがあります。

何を書こう?

具体的に書く内容としては、

・行ってみた系記事(店舗来店、工場見学など)
・やってみた系記事(写真の中に書き手自身の顔写真)
・日常の活動記
・社員による別の社員の紹介

となります。

最初は「こんなこと書いて誰が読むんだろう」となりますが、人間は慣れてくると親近感を覚えるものですから、最初は恥ずかしくても続けてみましょう。ただし当然、役に立つ内容を入れるようにします。明らかに読み手にとって役に立たず笑えもしない情報(内輪ネタ)は入れても仕方がないですからね。
このあたりは判断が難しいので、書いてみたものを編集に一度チェックしてもらうとバランスがとれてくると思います。

たとえば仮にシェアハウスをPRするメディアがあるとしたら、こういう企画タイトルになります。

・新規開店のシェアハウス「○○」に社員の○○が住んでみた
・リフォーム中の物件で職人さんに社員の○○がインタビューしてみた
・シェアハウスのお客さんとのふれあい日記

かならずいずれの記事にも、単に「〜〜事業部・社員の○○です」という情報だけではなく、その人の好きなものや日常の雑記、仕事のミスなどちょっとしたことを盛り込み、少しずつ読者との距離を縮めていきます。記事のあとのプロフィールを充実させてもいいかもしれません。

例:こんにちは!〜〜事業部・社員の○○です。最近はカレーにはまっていて、自宅でレトルトカレーをいかに美味しくできるかを研究しています!この前はチーズを入れたらとっても美味しかったので、ハッピーでした。
さて、今日はリフォームの現場見学です! 日頃、弊社の物件のメンテナンスをしていただいているのは、パートナー企業である株式会社 東京工務店の田中さんです。さっそく、リフォーム途中の渋谷区の物件に行ってみましょう!〜〜

このように書き出しにちょっとした日記を入れると、途端に親近感が湧きますよね。最初は控えめにして、だんだんと登場記事が増えるごとにキャラクターが認知されてきたらディープな話をしてみてもいいでしょう。
こうして、次第に中の人が認知されるようになると、ファンがつき、毎回の投稿が注目されるようになります。

そのうち「中の人と話してみたい!」「会いたい!」という熱心なファンが出てくるかもしれませんから、ワクワクしますよね。

そのままツイッターを開設する

そしてこのキャラクターのまま、ツイッターを開設しましょう。くれぐれも会社とは別の個人アカウントとは一緒にしないことで、会社のアドレスでツイッターを開設しましょう。顔写真は本サイトの方には出して、ツイッターにはイラストにするのが温度感としても適切です。
ツイッターにはブログに載せきれなかった瑣末な情報や編集後記などを載せます。ここであまり明らかな宣伝記事(新製品発売情報など)を載せすぎないことが大切です。

社員の顔が出しにくいケースに注意

メディア運営チームが結成されたら、
・クライアント担当者1名
・フリー編集者1名
・外部ライター数名(編集が紹介したフリーライターなど)
・内部ライター数名(インターン学生など)
(・外部ウェブディレクター1名)
というチーム編成になるかと思いますが、この場合ですと、本来は「中の人」として活躍できる可能性があるクライアント担当者が「単に予算と企画を承認するだけ」になりがちで、どうしても主役になりにくい面があります。フリーライターに抑えられて「中の人」が出る事ができないため、なかなか上記のような企画ができなくなります。
当然、名前がほどほどに売れているフリーライターを代わりに立てるということになりますが、読者に「外部の人なのか」と伝わってしまうと社員が書いた場合よりは興ざめしますよね。またフリーライターが売れっ子になるほど専属ではなくなるため、中の人としての立ち位置が揺らいでしまいます。フリーライターは社員ではないため、モチベーションのコントロールとしても難しくなりますね。

理想としては、たとえ力のあるフリーライターがいたとしても中の人を出して、じっくりとメディアを育てていくことが大切です。