Editors Blog

メディア立ち上げにおいては、その初月に編集者とライターの確保が必須です。編集者が探してくれる場合がほとんどですが、がんばっても見つからないケースもありますし、ライターは多いほど安定します。
今回はプロライターと、学生ライターそれぞれを見つけるためにどこをチェックしたらいいのかをまとめました。

プロのライターはどこにいるのか?

社会人、プロのライターはどこにいるのか?を探っていきましょう。

1)出版業界の編集者の周囲を探す

出版社勤務の編集者の周りには、常日頃からフリーライターからの売り込みがあります。フリーライターは通常、ポートフォリオや実績といったかたちでそれまでの執筆歴をまとめたものを出版社に送付し、「なにかあれば仕事をくださいね」と挨拶しています。出版社のデスクにはそうした「持ち込みポートフォリオ」が山積みになっていることが多く、埋もれてしまっています。
ライターの中にはまだまだ有名出版社としか仕事をせず、ウェブメディアというと話を聞こうともしない方もたくさんおられます。

2)業界紙のスタッフに連絡をとる

出版社ではないですが、業界紙には専属のライターがいます。会社員として働いている方は難しいですが、業界紙にはたいていサイトもありますので覗いてみると、専門の分野に詳しいフリーライターを使っているケースもあります。
さらにそこにツイッターアカウントなどが書いてあれば、連絡できるかもしれません。

3)ウェブメディア所属のフリーライターにオファー

ウェブ専門のフリーライターも多くいます。近年ウェブメディアの予算が上がってきていることから、ライターもウェブサイトをいくつか契約するだけで稼げるため、社員ではないものの限りなく専属に近いフリーライターもいます。
たいていはフェイスブックや自分のブログ、ツイッターで検索できるようになっており、「お仕事のご相談はこちら」という連絡先を掲載していることが多いです。
ただし、社会人のフリーライターは報酬が最も高いため、編集者なしで最初から声かけすると話がまとまらないこともあるかもしれません。

4)クラウドソーシングサイト、SOHOサイトに相談

こちらはライターの検索ができるようにサイトでまとめてあります。また、条件だけ伝えるとスタッフが推薦してくれるケースもあります。
ただ、会社によっては手数料が大きく、直接ライターにお願いする場合に比べて1.5倍や2倍の予算がかかってしまうケースがあります。
最初予算がないときに不必要な仲介料を取られてしまうのは非常にもったいないことです。また、ライターだけ紹介してもらったとしてもこのブログで伝えているとおり編集者がいないと動かないケースもありますから、心配ですね。
本当に困ったときだけ使うのがいいかもしれません。

5)メディア関係者が集まる場やイベント、コミュニティとタイアップ

通常はなかなか立ち入れないかもしれませんが、「これから自社で予算を立ててメディアを立ち上げたいから募集しにきた」といえば中に入れるかもしれません。
神保町や神楽坂、九段下など「出版村」では出版社の編集者やライターが多数参加するイベントが多数開催されており、一つ見つけるとすぐに全体とつながることができます。
同様に渋谷ではウェブライターの集いもありますから、イベント検索してみましょう。お客さんとしてではなく、主催者に連絡して企業名を出してタイアップしてみてもいいかもしれません。

6)ツイッターで検索

ウェブメディアで所属しているほどというわけではないけれど、文章で生計を立てている人もいます。ツイッター上でよく投稿しており、どちらかといえばエンタメ寄りの人が多いかもしれません。
プロフィール欄で「ライター」「フリーライター」「記事」「執筆」などと書いている場合は依頼してみてもいいかもしれませんが、距離が離れていたりプロレベルではない可能性もあります。あまりお勧めしません。

なお、ブロガーとライターは似ていますがオファーの仕方が異なるので、注意が必要です。

アマチュアライターを探す

続いて、学生ライターはどこにいるのか? を見ていきます。

7)メディア系学生団体に連絡

社会人のアマチュアライターよりも上手で、かつ経験が積めるということで報酬もそれほど上げずに依頼できます。
ただし、うまい話ばかりではありません。学生のため、急な事情(卒論や試験、旅行やアルバイトなど)を優先して突如作業ができなくなったり連絡がとれなくなったりするリスクが常にあります。学生には社会人が思っているほどマナーはありませんので油断せずに気を付けましょう。

8)キャリア系学生団体やその団体が運営するウェブサイトに連絡

最近はキャリア系の学生団体もウェブメディアを制作していることが多く、大きな組織ではライティングにも力を入れているケースがあります。
テーマは似たり寄ったりですが、人材系や不動産系などビジネス色が強いものでは依頼してみてもいいかもしれません。
彼らにとっては報酬は現金よりも「成長」「有名企業との人脈」ですから、お互いメリットがあるように組みたいものです。
ただし、平(ひら)メンバーと個別に組むとこちらも学生なので連絡がとれなくなるリスクがありますので、代表またはメディア部担当者にあたる立場の学生と組んでマネジメントしてもらいましょう。

9)オウンドメディアの編集部の学生インターンにアクセス

世の中の多くのオウンドメディアは学生ライターとともに制作されています(弊社の担当しているウェブサイトもそうです)。
たいていはプロの編集者やウェブディレクターがついており、日常的に学生とやりとりをしています。
当然、すでにメディアをやっているところに連絡してそこから学生だけ引き抜いて自社スタッフにすることは困難ですから、学生ではなくまとめているプロの編集者にリーチしてみましょう。編集者がフリーランスで、かつ排他契約(競合他社のメディアを手伝わないという約束)を結んでいない場合は可能性があります。

10)メディアや編集系イベントの過去ログをたどる

最後は、(5)とも重なりますが、フェイスブックなどのイベントの過去ログを当たってそこの参加者のプロフィールを一つ一つチェックして、興味がありそうな人に片っ端から連絡するという泥臭い作戦です。
人材なら人材系メディアのお客さん向けイベントなどを当たります。作りたいメディアに近いテーマの人が集まっていればいいですが、難しいかもしれません。

さて、10本ほどまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
なお、僕自身は出版業界出身の身ですから、ライターと一緒にいるのが当たり前でした。僕の立場からするとライターは身の回りにいるのですが、実際の現場ではなかなか会うことはないと思います。今回まとめたところを上からチェックしてみて、チームをつくっていきましょう。