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これからつくっていくメディアの「完成系」を想像するためには、ある程度の経験が必要です。

実は、「メディアをやりたい!」「ブログで人気者になりたい!」という方であっても、その完成系までイメージできている人は多くありません

なぜでしょうか?

ひとえに、それは単に「つくったことがないから」だと言えます。日常的に情報発信をしていき、それが半年や一年以上続いたときにいったいどのような状態になっているのかは、未知の世界ですよね。これまでの人生でそれを経験したことはないでしょう。
義務教育でも高校大学でも、社会人になってからもほとんどそういう「半年や一年かけて利益を生むもの」をつくる機会はないですから、普通の人がイメージできないのは当然のことです。

そのため、最終形態のゴールイメージをもって制作をスタートするために、最初にプロの頭の中である程度の完成系を描いておくことが必要です。

完成系が描けていれば、途中経過である程度ミスやトラブルがあっても許容できます。

また、完成系を他の人にも上手に説明できるようになれば、仮にクライアントが予算の都合などでメディア自体の予算を取りやめようとしているときも、「いえ、あと○日続けたら、こういう成果が出てこういう状態になりますから!」という主張が真実味を帯びてきます。そのゴールイメージが一人だけでなく編集チーム全員に共有されていればなおいいですね。

ゴールイメージを描いておこう

では具体的なゴールイメージの例を紹介します。

1)不動産メディアの場合

たとえばマンション販売など固めの商品を売っている企業がメディアを成功させたらどうなるでしょうか。
「自社物件それぞれの魅力のすべてが掲載されており、既存顧客からの評判もいい。新規物件があれば事前告知でほとんどの予約枠が完売してしまい、追加枠が必要になるほどだ。また、用語集などSEO向けのコンテンツページでは直接の顧客以外からのアクセスが多く、弊社のサービス名の認知がひとりでに広がっている。営業マンもそのサイトを常日頃から顧客に紹介でき、イメージが湧きやすいともっぱらの評判だ。もちろん、このメディアをつくっているチームも社内では評判になっており、担当者の人事評価も高まっている」

どうでしょうか。こんな状態ができたなら、売り上げ達成も苦労しないかもしれませんね。実際にこうしてウェブサイトによって集客に成功している不動産企業もあるわけですから、夢物語では決してありません。
当然、競合も多くコンテンツの出し方も簡単ではないため、このゴールに辿りつくためには並大抵の覚悟では成し得ませんが、予算と時間をかけて2年がかりで挑戦してみる価値は十分にあります。

続いてはこちら。

2)人材メディアの場合

「弊社中途人材仲介サービスの名前が認知されており、またインタビューにも有名人や大手企業の部長役員クラスが出ており、自社なりの転職のこだわりも言葉にできている。採用イベントを告知すればすぐに反応があり、サイト名が有名になりステッカーまでつくられている」
人材などは特に、自社商品ではなくあくまで世の中の転職志望者など想定層の必要な瞬間に思い出してもらうためにサイトをやるべきですから、サイト名やオリジナルのサービス名がすぐに思い出せることが大切です。それがサイトの全体像にも生きているようにしたいですね。

このようにできるだけ詳細にイメージを描いておけば、そこに必要な記事が何でPRのために必要な施策が何なのかも明らかになってきます。
イメージがしにくい場合はすでに経験のあるプロと一緒にゴールイメージを描いていきましょう。