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コンテンツマーケティングのためにメディアを立ち上げ、100本を最初のゴールとしてコンテンツ制作していく段階においては、「客観的に見て価値があるコンテンツ」を誰かが発見しなければいけません。しかし、それは自分ではなかなか気づきにくいものです。

そこで必要になってくるのが編集者です。

編集者はコンテンツの価値を外部から発見することに、その存在意義があります。
本人では当たり前だったり価値がないと思っていても、編集者の目でみると「それ、いいですね!世の中に伝えましょう」といって広めると、非常に反響があったという例は枚挙にいとまがありません。

優れた編集者は、眠っているコンテンツやこれからコンテンツを生む潜在的な可能性に対しての鋭い嗅覚をもっています。

たとえば、ある食品を売っているECの事業者さんがいらっしゃったとします。本人は商品そのものの魅力を伝えたいけれども、専門的な用語が多く、うまく伝えられないというケースが多々あります。
そうした場合でも編集者が見てみると、「商品そのものと同じくらいその商品を買う体験やそれがともにあるライフスタイルにも価値がある!」といったように、周辺の価値に気づくことができます。
この発見があれば、それをもとにメディアの切り口にしていくことができますね。最近の例だとチーズタルト専門店の「BAKE」でしょうか。

さて、ここで質問ですが、
「あなたが他の人よりもたくさん持っているものは何ですか?」
これは、メディアをやる上で非常に大切な質問になってきます。

ビジネスの基本は、”自分がたくさん持っているものの一部を与えること”だと考えていますが、たくさん持っているものをうまく発見できれば、それはメディアにもダイレクトに活きてきます。
通常、何かの商品を売る企業であれば、たくさん持っているものは倉庫にある商品そのものということになります。しかしよく見てみると、商品以外にも実は人脈やノウハウ、コミュニティ、歴史、社員など、有形無形の価値あるものが存在しています。ただ、存在が当たり前すぎて気づけていない場合がほとんどです。

この場合、編集者によって外部から発見する意義があります。
様々なメディアやコンテンツ価値への感覚に優れた編集者によって、あなたの当たり前は価値ある新鮮なものに変わるのです。

私がメディア立ち上げの相談を受ける場合にも、編集者として外部からその価値を発掘することを大切な作業としています。
いきなりクライアント様から「これを伝えたい」とご要望があったとしても一度深く企業全体を見渡すことで、きっと自社では気づけていない価値があるはずです。
・商品だけではなく、それが与えているライフスタイルの変化はないか?
・提供しているサービスによって解決できる課題の他に、周辺の課題はないか?
・ファンがつきそうな社員はいないか?
こうした視点で編集者が発見を続けることで、メディアがより魅力的なものに変化していきます。

こうした理由から、「何を伝えたらいいかわからない」という場合は、編集者とディスカッションしてみることをオススメします。編集者は基本的に新しい人と話すことが好きな人種ですから、遠慮する必要はありません。
きっと、編集者が新鮮な驚きをもって、新たな価値を発見してくれるでしょう。