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フリーをチームに入れることについて、抵抗があるのですが」という方がいらっしゃったんですね。要は社内チームだけでやったほうがいいんじゃないか、と。
でも、コンテンツマーケティングやオウンドメディアに限っていうと、外部を入れた方がいいと思っています。

僕は法人である株式会社メディア・コンフィデンスの代表取締役ではありますが、実質的にはフリーの立場でさまざまなメディアに関わっています。
立ち上げからコンテンツ制作、グロースのための施作まで、単なる下請け作業ではなく、提案型の編集コンサルティングを標榜しています。

それぞれのクライアントの本社から直接仕事をいただき、社内チームだけではなく、社内の責任者の方+普段の担当者の方+フリー編集者+ライター数名のチームというのが一般的なチーム編成になります。

このチーム編成にし、外部スタッフの方が多くなるというのは理由があります。それは、本業のほうの事情と分けて進行できるからです。

コンテンツマーケティングですから、社内のリソースを最大限活用して魅力を伝えるわけですね。
そこには社員がでてきたり、社長がみずからでてきたり、自社の商品をアピールするためにいろいろな方法が実践されるわけです。
そこに、社内チームだけだとどうしても制限が出てきてしまうんですね。たとえば関係が深い取引先や、自社の商品イメージに近い方にでていただくとき、または実際に広告に出てもらっている方にオファーするときなどいろいろとあるのですが、本業のほうでうまくいっていないとき、メディアもそのあおりをくらってしまうのを防げるんですね。
本業の方と分けずに進行していると「そういえばあの件、どうなっていますか?」と、メディアづくりと関係ないところで話が止まってしまったり、「3週間後に御社に打ち合わせに伺うのでそのときでいいですか」と打ち合わせをまとめられてしまって、時間がかかりすぎてしまう上に、当日は結局本業のほうの打ち合わせが長引いたりずれたりしてメディアのための時間をもらえない、なんてことはザラです。
僕の場合は初めて会った時に相手に、外部からメディアづくりのために入っていること、フリー編集者が一員としてジョインしていることを伝えます。それほど珍しいことでもないですから、すんなりと受け入れてくれます。

また、複数のメディアを担当しているということで、他のメディア運営で学んだ知見を持ってこれるというのがメリットですね。
フリー編集者といっても得意分野があり、ウェブの知識はあったりなかったりするわけなのですが、ウェブ業界一筋の人と触れ合うことで得られた運用上の知識を他のメディアにも生かせるチャンスがたくさんあるんですね。

それは取材対象もそうです。あるメディアで取材した人が、他のメディアでまったくテーマを変えることで出てもらえるなんてことも可能なわけです。取材できるかどうかはもともとの関係性が生きてきますから。

外部編集者を呼ぶことのデメリットとしては、本人が仕事を各所から請負すぎると、1つあたりの時間が次第にとれなくなり、アウトプットの質が下がってしまうということでしょうか。
当然、NDA(秘密保持契約)はしっかり結びましょう。

まとめると、メディア新規立ち上げの場合には編集者を外部から招いたほうがメリットが大きいということです。ウェブがわかっていて動ける編集者は少ないため、探すのが大変な面はありますが、見つけたらしっかりオファーしたいものですね。